徒然なる戰藻錄

WoTとWoWSをプレイしているところなのです

現実世界の主砲のこと

はおヾ('ヮ'*)ノ

本日はちょこっとでかける予定があるので簡潔に...

現在、くろちゃんは所有する主力戰艦群の搭載艦砲の更新作業を実施しているところ。
もちろん、全艦にいきわたるだけの18吋砲を持っているわけではないので、主力艦砲は16吋砲ということになりまス。
7月25日の時点での主力艦の艦砲配備状況はこんな感じ。

▼『長門』
18吋砲/16吋砲/6吋副砲/九一式徹甲彈

▼『陸奥』
16吋砲/16吋砲/6吋副砲/九一式徹甲彈

▼『扶桑』
16吋砲/16吋砲/14吋砲/二一號電波探信儀

▼『山城』
16吋砲/16吋砲/14吋砲/九一式徹甲彈

▼『金剛』
18吋砲/16吋砲/6吋副砲/三二號(對水上)電波探信儀

▼『榛名』
18吋砲/16吋砲/14吋砲/二一號電波探信儀

▼『比叡』・『霧島』
16吋砲/16吋砲/14吋砲/二一號電波探信儀

※『伊勢』、『日向』は遠征専門のため14吋砲+瑞雲×3で構成。

最終目標は18吋/16吋/6吋副砲/徹甲彈もしくは電探の組み合わせにしたいところ。
もちのろん、18吋砲で統一してもいいけど、できればそれは今後、実装予定となっている『大和』型でやttみたいので、当面は18吋砲の量産は考えてないです。

さて、我が戰艦群の主力艦砲である16吋砲についてご説明。

正式な名称は《四五口徑三年式四〇糎砲》
40糎……とありますが、実口径は41糎です。
当時の資料のなかには、きっちりと四一糎砲と記載しているのもあるそうです。

この主砲は英吉利(イギリス)の技術的下地があるものの、事実上の国産大口径艦砲です。その中心的な位置にある砲身は、呉鎮守府の御膝元にある呉海軍工廠と日本製鋼所が分担して製造していました。
砲身内部のライフリングは右回り84條。
砲弾などを装填する尾栓(閉鎖機)の上下には、《上 左砲》《上 右砲》の刻印がされており、聯裝主砲の左右どちらにも使える構造になっています。ちなみに、閉鎖機は右砲なら右開き、左砲だと左開きになります。

130726

昭和9年から11年にかけて、『長門』と『陸奥』は改装工事を実施し、廃棄戰艦『土佐』と空母へ転用された『加賀』に搭載予定だった16吋砲を改良した《四五口徑三年式四〇糎砲Ⅱ號型砲塔》に換装しています。
これにより、主砲の仰角はプラス43度からマイナス3度まで広がり、射程も通常徹甲弾使用で3萬7900米にまで達しました。
砲弾装填方式は自由装填型ですが、もっぱら仰角プラス7度の状態で装填していたようです。

さて、16吋主砲弾はケッコ→日本各地に展示されていますが、主砲弾を撃つには、砲弾だけではだめなんですね。
装薬という発射火薬が必要になります。
砲弾は弾庫に格納され、装薬は火薬庫に保管されます。弾火薬庫はともに主砲塔の直下に位置しています。

装薬はニトログリセリン、ニトロセルロースを主成分とし、それに安定剤を加えて、大きなマカロニのように真ん中に空洞の空いた棒状に加工されます。この空洞部分には伝火薬という黒色火薬が挿しこまれます。この伝火薬に着火して装薬を発火、砲弾を発射する仕組みです。
装薬を束ね、発砲時に燃え滓が少ない絹製の袋に入れます(藥嚢)。
藥嚢はそのままでは危険ですので、銅製の火藥罐に入れて保管されます。

130726b
火藥罐

いまから17年ほど前の1996年夏、東京都下のある工場の解体工事中に16吋砲用の火薬罐が発見されました。その工場は終戦時、不要となった軍需品(主に非鉄金属類)を回収し、ほかの用途に用いるべく再利用するために稼働してたそうです。
火薬罐は再利用の順番待ちのため、工場敷地内の防空壕に一時保管されていましたが、どうやら忘れ去られていたようで、工場閉鎖後もそのままの状態で置かれていたそうです。

火薬罐は蓋が黄銅製、本体は銅製で、蓋の裏側と本体内部には黒漆が塗られています。漆が塗られているのは、発火性が高い装藥を保管するためだそうです。
軍艦の火薬庫は火災時などには誘爆阻止のため注水することがあります。火薬は高温と湿気を嫌うので、防火・防湿のため、火薬罐は極めて頑丈に造られ、気密性も高い構造となっています。

上の画像の右の火薬罐の側面に取っ手のようなものがあります。これは運搬時にフックを引っかける際のものです。
火薬罐の重さは蓋だけで18瓩(キログラム)あり、本体も合わせればゆうに80瓩を超えるとされます。火薬罐には55瓩にもなる藥嚢が2つはいるので、1罐あたりの重さは200瓩ちかい重さになります。

130726c

火薬罐の蓋に刻印されている文字。
《四十一糎砲火藥罐 半嚢入》

『長門』型戰艦が41糎砲弾を1發撃つためには装薬が4袋必要になります。
半嚢ということは、必要量である4袋のうち半分の2袋が入っているということです。
火薬罐2つで41糎砲弾1發を撃つことができるわけですね。

ちなみに、上の2つの画像の火薬罐が長い年月を経てくすんだ色をしていますが、実際は金色に輝いていたそうです。

軍艦の火薬庫の床は板張りで、火薬庫勤務の水兵たちは木綿の白い艦内服に護謨底の足袋をはいて作業をしていました。
火薬庫内には消火用のほかに緊急時の注水用撤水管のほか、庫内の温度・湿度の検出・調整装置も置かれ、一定の温度・湿度が冷房装置によって保たれていました。
温度や湿度が一定の数値から逸脱すると、装薬が変質し、発砲時の燃焼速度に影響が出てしまいます。そうなると弾道が乱れるなどして、砲戦時に致命的な事態に陥ってしまいます。

だからこそ、これほど頑丈な火薬罐が造られ、用いられていたのでしょうね。



壁|'-')ノよいお年を。
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コメント

NO TITLE

>艦これ経由
艦これ経由で少なからず声優さんの名前が憶えられた……ような気がします(゜∀゜)!!!

>飛ばされても
おっと、元の世界に戻れない戦国自衛隊よりも、戻れるファイナル・カウントダウンを希望ですゾ☆ミ

>暗号文
ヒネりすぎてイミフな暗号になるか、21世紀の自分がそれを受け取って、「はいはいスパムスパム」と処分するか……そんな展開が予想できちゃうΣ(゜Д゜;≡;゜д゜)

NO TITLE

艦これ経由でしかこの時代のことを知ろうとしないわたしでも楽しい内容、またまた読ませて頂きました。
きっと
くろ提督ならいつ昭和10年代に飛ばされてもいつの間にか軍部付きの役人になっているにちがいない・・・。
そして地位を利用し終戦後には蓄積しておいた資料を防空壕に隠して未来の自分に隠し場所を暗号文で送るはず。
それが今のくろ提督・・・だったら面白いのにー(笑)

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