徒然なる戰藻錄

WoTとWoWSをプレイしているところなのです

隼鷹改二と新生大淀

はおヾ('ヮ'*)ノ

メンテも明けたので早速―――

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うちの『隼鷹』は90台なので問題なく改二Lvでしタ。

弾薬1,400と鋼材900を握り締めてイザ―――

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豪放磊落にして武断派な猛将・角田司令官の面影がある『隼鷹』改二。
可愛さではなく猛々しさを前面に出したかたちになりましたネ。

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持ってくる装備品と初期能力値はこのやうなかたち。

『雲龍』関係の任務で烈風を2機廃棄しなければならないので、『隼鷹』改二が烈風を持ってきてくれるのは嬉しいことこれしきり。

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嬉しさのあまり脱がしました。

左手の印が、最初見たとき、『隼鷹』は桃色の下着をおはきになられてらっしゃったか!!!?

と勘違いしました、はひ。

この印による隠し方は水玉コラにちかい威力を秘めているやうに感じます、はひ。


そして今回は『大淀』も―――

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やっば...
この『大淀』はくろちゃんの好みにDirect Hitですわ。
可愛さ255%増し増しすぎて『大淀』主力入り不可避です。

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可愛いコには脱がしの旅をさせろ、と昔の人は言いました(`・ω・´)

ちなみに、以前は青紫色のブラ&ショーツでした『大淀』さん、今回から清純派を標榜するのか、白になりました。

こっちの『大淀』さんもいいですね、タマりません;´Д`)

そうそう、新規家具のジュークボックスは、クリックすると―――

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こんな風に選曲窓がでます。



壁|'-')ノよいお年を。
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隼鷹改二が確定らしいので戦時中の隼鷹を……

はおヾ('ヮ'*)ノ

夏季イヴェントも終わり、現在、メンテ真っ最中です。

本日のメンテで商船改造の特設空母の改二がくるとのこと。
主力空母に劣らぬ活躍―――といふ点で、排水量2萬5000噸級と中型空母並みの威容を誇り、アリューシャン作戰からソロモン諸島での空母戦、マリアナ沖での史上最大の空母決戦である"あ"號作戰まで戦い抜き、終戦まで生き残った『飛鷹』型2番艦『隼鷹』であることは確定的に明らか。

なので―――

今回は戦時中の実際の『隼鷹』に関する画像をいくつかご紹介いたしませう。


傾斜試験中の特設航空母艦『隼鷹』
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左舷艦首方向から艦橋方面を望んだもの。商船改造とはいえ2萬5000噸級の排水量を誇る『隼鷹』の飛行甲板の大きさがわかります。
手前にあるのは対空戦闘時に飛行甲板に仮設する25粍單裝機銃。二聯裝、三聯裝にくらべて取り回しが容易なこともあり、命中精度は良好だと言われています。


佐世保工廠入渠中の『隼鷹』
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昭和19年12月、輸送任務を終えて佐世保へ帰投中に米潜水艦の雷撃を受けた『隼鷹』は、そのまま佐世保工廠に修理のため入渠しました。
下の方に見える人の大きさと比較しても、魚雷命中による破孔の大きさ、破壊力のほどがうかがえます。


あ號作戰より帰投中の『隼鷹』艦橋
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昭和19年6月中旬、サイパンを巡る史上最大規模の空母決戦であるあ號作戰―――通称マリアナ沖海戰―――で敗退し、後退中の際に撮影されたと思われる一葉。
艦橋の窓が、一昔前の鉄道の窓のように引き下ろす形状となっているのがわかります。
艦橋に通じる扉にヒカの字がありますが、非開放の意味ではないかと言われていますが実際は不明です。
窓の上下に張られているのは防弾片装置のロープ。


あ號作戰で被弾した『隼鷹』艦橋
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前の画像と同じく、あ號作戰を終えて後退中に撮影されたもの。
『隼鷹』は昭和19年6月20日夕刻、米機動部隊攻撃機の爆撃を受け、『飛鷹』型の特徴でもある艦橋一体型傾斜煙突を跡形もなく吹き飛ばされました。
画像左の二一號電探の右に煙突がありました。


被弾損傷した『隼鷹』艦橋
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右舷後部より艦橋を撮影したもの。
右舷に傾斜して聳えているはずの煙突が存在せず、排煙の黒煙から煙突の所在がわかります。
艦橋後部の三脚信号檣の基部に通信機のような装置が見えます。これは機銃通信器と呼ぶもので、至近に設置されている25粍機銃群に、対空射撃に必要な諸元を伝えるためのものです。
左手前の白い作業服姿の乗員の右側に2つの筒状のものがあります。これは12糎7二聯裝高角砲で、右舷方向だけでなく、ぐるっと旋回して左舷方向にも射撃できることがわかります。


『隼鷹』の損傷した三脚信號檣を修理中
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被弾により傾斜煙突が消し飛んだほか、艦橋上部のループ・アンテナも著しく破損しているのがわかります。
『隼鷹』への直撃弾は2発で、艦橋への着弾であったため飛行甲板に破孔が生じるなどの被害はありませんでしたが、着艦制動索が切れるなどして飛行作業はできなかったそうです。
なお、この爆撃により『隼鷹』は53名の戦死者を出しました。


終戦後、解体作業中の『隼鷹』
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『大和』の沖縄特攻にも参加が計画されていた『隼鷹』は、内地に留め置かれたまま終戦を迎え、佐世保にて解体作業がすすめられました。
上の画像ではすでに飛行甲板が撤去され、空母の面影はありません。
『隼鷹』の解体工事は昭和22年8月1日に完了しました。


放水試験中の『隼鷹』
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昭和19年5月、あ號作戰に備えて防火裝備の試験中の『隼鷹』。
ミッドウェイ海戰の敗北後、可燃物の撤去が不十分なまま空母として聯合艦隊に引き渡された『隼鷹』は、戦訓を取り入れて可燃物の撤去、防火・消火設備の増強などを行ない、耐火能力の高い空母に生まれ変わりました。
上の画像にあるように、飛行甲板には従来にもまして多数の消火ホースが配備されました。


防空指揮所に集まった見張員ら『隼鷹』乗員
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昭和17年10月にトラック環礁にて撮影されたもの。
防空指揮所は文字通り防空戦の指揮を執る場所で、遮蔽物などない露天甲板になっていました。そのため、ひとたび爆撃や機銃掃射を受けると配置人員の死傷者は相当なものになりました。
あ號作戰時に艦橋に被弾、煙突が消し飛ぶほどの被害が生じ、防空指揮所でも相当数の配置人員が戦死しました。


昭和18年を迎える前に『隼鷹』艦内で餅をつく乗員たち
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昭和17年12月30日に撮影されたもので、新年を迎えるにあたって艦内で盛大に餅つきが行なわれました。
この2箇月前の南太平洋海戰で、米空母群を痛撃撃破したことでミッドウェイの仇をとったとして、『隼鷹』、『飛鷹』を基幹とする第二航空戰隊の士気は非常に高まっていました。
画像にて杵を持っているのは、闘将の誉れ高い角田覚二第二航空戰隊司令官。


無線檣を修理中の『隼鷹』
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あ號作戰後の撮影で、左舷後部の起倒式無線檣を修理しているところ。
ガダルカナルを巡る攻防戦中に『隼鷹』を指揮していた角田司令官は、あ號作戰当時は基地航空部隊である第一航空艦隊司令長官としてテニアン島に駐留。昭和19年7月31日に訣別電を打ったあと玉砕戦を展開し、テニアン島の日本軍守備隊の組織的抵抗は8月3日に終了しました。


『隼鷹』の右舷見張所
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あ號作戰後の撮影で、右舷張り出し部に設けられた見張所の模様。見えにくいですが画像の右に排水孔の文字が書かれているのがわかります。この真下は海で、排水孔からそのまま海面に排水できるかたちになっています。
設置されている双眼鏡は水上見張用の12糎双眼望遠鏡。その左に置かれている探照燈のように見えるものは30糎信號探照燈。


戦後の『隼鷹』
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空母の両舷には張り出し式の機銃座、高角砲座が設けられていました。このうち、艦首に近い位置の砲座の基部は、艦首波が打ちつけるためか、防護のために鋼鈑でよろわれていました。
上の画像はぼやけてに見にくいですが、右側の艦首側砲座基部が鋼鈑で覆われています。
舷側に横付けされているのは潜高小と称した『波號第二〇一型潜水艦』。


『隼鷹』の艦橋
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『飛鷹』型航空母艦には日本空母として初の試みである艦橋一体型傾斜煙突を採用しました。
この種の傾斜煙突は『飛鷹』型、『大鳳』、『信濃』に採用されました。
『翔鶴』型と並んで戦争中盤以降、日本機動部隊の主力を務めた『隼鷹』には、有力な電波兵器が装備されました。
上の画像の左の檣には一號三型電波探信儀、煙突の右側には二號一型電波探信儀が装備されているのがわかります。


傾斜試験中の『隼鷹』
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昭和19年5月3日に撮影。あ號作戰に備えてのもので、傾斜試験とは艦が傾斜した際、各種兵器や裝備の作動の有無、作動しない場合の復旧方法などを調査、検討するために実施されました。
上の画像では、飛行甲板後部の隠顕式(昇降式)探照燈が右舷艦尾側飛行甲板上に見えます。左舷側には探照燈を撤去し、あらたに對空監視用の二號一型電波探信儀を装備しましたが、艦橋上と違って設置位置が低いため、艦橋に設置されたものと形状がやや異なっています。


『隼鷹』飛行甲板
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左舷中部の機銃座から艦首方向を写したものです。
手前側に赤と白のラインが描かれています。このラインは現在確認されている各種資料に於いて、『隼鷹』でしか確認されていないものです。
航空機整列位置を示すものと推測されますが、ほかの日本空母では白線で示していました。『隼鷹』だけが赤と白を交互に配したラインを敷いていたのかは不明です。



壁|'-')ノよいお年を。
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重婚を忘れないのが艦娘リゾートの鍵

はおヾ('ヮ'*)ノ

もうすぐ夏季イヴェントも終わりで御座いマス。

卓越した強運と強靭な艦隊をお持ちの艦これ職人のお歴々は、すでにして新規実装艦をねこそぎ入手し、ワイングラス片手に優雅な盛夏の夜更けを楽しんでいることでせう。

くろちゃんはといふと――――

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E-5-1で單橫陣の敵潜によって撃破されたり、梯形陣の敵潜の雷撃で三重キラッ☆ミ の驅逐艦が一発大破するなど、ゲージ削り時をはるかに上回る敵潜の暴虐無尽な跳梁により撤退が相次ぎ...

ヒドい時には敵潜突破後の航空戦で第二艦隊の随伴艦が大破することも―――orz

どうにかこうにかBoss戦にたどりつくも...

上にあるとおり、ドロップ結果は揮わず...

なので―――

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『雲龍』旗艦で5-4に艦隊を転進させましタ。

『雲龍』をLv50にして改にしたいし、新型烈風も欲しいですしね。

5-4は艦これ界の王道楽土、南方の常夏の楽園とも言ふべきステキな海域。

ここでなら、イヴェント海域で荒んだココロを紙やすりで研ぐがごとく癒してくれることでせう。

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ここでのドロップ艦はおおむね育成素材艦になるので、目当ての艦がでないと荒ぶることもありません。

敵の編制もたいしたことはないため、高速修理を湯水のごとく浪費するE-5にくらべたら、資材的にも優しい海域です。

5-4で『雲龍』をあげつつ、E-5-1で『雲龍』やほかの支援艦艇を育成する―――

29日のメンテ開始まではそうやってすごすことになりそうです。

ところで―――

『雲龍』といふ字を見ると、総画数84の國字(和製漢字)を連想してしまいますね。
総画数84といふのは、日本で用いる漢字としては最大のものとなります。

ちなみに字はどんなのかといいますと―――

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読み方は「たいと」、「だいと」、「おとど」の3つが確認されており、字そのものは上の2種があります。

苗字として使用される漢字ですが、この字を用いた姓名はいまのところ確認されていません。


閑話休題―――

E-5から5-4へもどるかたわら...

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『大鳳』、『長門』との重婚を完了。

これでくろちゃんの聯合艦隊の重婚艦は21艦となりました。

◆重婚艦

戦艦 8艦
『大和』・『武蔵』・『長門』・『金剛』・『榛名』・『霧島』・『比叡』・『ビスマルク』

航空母艦 5艦
『瑞鶴』・『翔鶴』・『大鳳』・『瑞鳳』・『千歳』

一等巡洋艦 2艦
『鈴谷』・『熊野』

二等巡洋艦 2艦
『北上』・『大井』

驅逐艦 1艦
『卯月』

潜水艦 3艦
『伊一九潜』・『伊五八潜』・『伊一六八潜』


重婚により燃費の改善がはかられるため、燃費の悪い戦艦、大型空母、雷撃艦を運用するうえで重婚はまずは十分な価値があるといえます。
Lv99まで育て、最初の1艦以外は¥700という日本銀行券を投資することから、愛と萌えがないとやっていけませんがね。



壁|'-')ノよいお年を。
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今、この瞬間を艦娘にしか纏えない服で武装し燃え尽きる

はおヾ('ヮ'*)ノ

まだ見ぬ『早霜』を追い求めるくろちゃんです、ごきげんよう。

まだ見ぬ新艦娘を探す旅路であるE-7に取り掛かっているのですが、この点について言えば、ゲージ削りや破壊といった作戰遂行途上でドロップ系新艦娘を入手できる艦これ職人のお歴々がうらやましいことこれしきり。

今回は初めてゲージ破壊途上でドロップ系新艦娘の『清霜』が手に入ったとはいえ、まだ『早霜』が残っている情況。

E-6攻略までにドロップしてくれれば、莫大な資材を浪費するE-5への『早霜』探索行をせずに、そのまま新艦娘たちの育成に入ることができるので……
全艦入手済みの方々がうらやましい……(*'-')

気を取り直して―――

今季AL/MI作戰に於いて入手した艦娘は以下の通り。

軍艦『雲龍』
軍艦『大淀』
驅逐艦『春雨』

驅逐艦『浦風』×3
驅逐艦『天津風』
驅逐艦『谷風』

驅逐艦『清霜』
驅逐艦『時津風』
驅逐艦『磯風』

特種船『あきつ丸』×3

このうち青字は既存艦のドロップで、改にすることで有益な裝備を持参してくるため、解体や近代化素材にせずに保管していました。

改Lvは『雲龍』が50でプラス設計図。
『大淀』、『浦風』が35。
『春雨』、『時津風』、『谷風』、『清霜』が30。
『磯風』は45となかなかに高め。
『あきつ丸』が25で、『天津風』が経験値に優しい20。

青字艦を優先して育成し、裝備を回収したら順次素材です。

現在のところ―――

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以上4艦を完了。
ただ―――

『大淀』は次のうpデートで改画像に更新がくるといふので、それを待ってからにしてもよかったかなと思いました。

『春雨』は改にしてもさほどのものは持ってこないので、もっぱらその愛くるしい姿を愛でてなでくりまわして床の間に飾るのが正しい用法、異論は認めます。

一方―――
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『天津風』は優秀なアクティヴ・ソナーである三式探信儀、回避13を誇る新型罐をもってきてくれるので、改にするのは必至です。
なによりLv20と育成に要する資材と時間に優しい改可能Lvが光ります。


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『浦風』は12糎7二聯裝高角砲(後期型)をもってくるため改を急がせています。
この高角砲につきまして、こちらにてカルくご説明させていただいております。

普通にプレイするなら長10糎高角砲が一番ですが、12糎7B型改二砲とならんで量産化→主力驅逐艦群に配備、をもくろんでいるので、なにはともあれ『浦風』育成は急務です。


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『大淀』は13號電探改と司令部施設を持参。
くろちゃんは使うつもりはありませんが、司令部施設を装備しておくことで、大破艦を戦線離脱させて轟沈を回避させることができるのはうれしいかぎりです。
ただし―――
2艦以上大破時は即時撤退しましょう(*'-')


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『浦風』はまだ2艦のこっており、『あきつ丸』は3艦がまだまだ...
『あきつ丸』は対潜用機である観測機などを持ってきてくれるので、月初の1-5任務で航空戰艦の対潜火力を飛躍的に高めてくれるので、はやい段階で改にしておきたいところであります。


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『浦風』メインなのでほかの艦娘はまだまだ育成途上ですが...
『雲龍』はE-5への『早霜』捜索、5-4での輸送船3艦撃沈クエ実施などで効果的に育成できるので大丈夫ですが、ほかの驅逐艦勢はE-5-1や演習での対潜戦でがっつり稼ぐのが一番ですね。

なお―――

くろちゃんのなかで現在、急激に株価上昇中なのが『清霜』。

ロンゲスキーなくろちゃんにとって長い髪はそれだけで女の子の魅力255%うp(当艦隊比)、そして見た目もダイレクトにヒットなのも天気晴朗なれどポイント高し。

それにセリフも―――

「ねぇ司令官? なに、なにしてんの? ねぇ何してんの? なに、ナニ、何、ねぇ?」なんかもう聞いてて可愛さMAXすぎて震えが止まりませんね。

「あと何回改装したら、戦艦になれるのかなぁ……え? な、なれるもん!p(≧□≦)q」
なんか最初聞いた瞬間、戀に落ちましたね。
戦艦?
戦艦以上に活躍させてあげますよ、ええ。
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『天津風』と重婚したら、次の重婚驅逐艦は『清霜』で決まりです(*'-')



壁|'-')ノよいお年を。
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実写真で見る北方作戰

はおヾ('ヮ'*)ノ

今季イヴェントは北方アリューシャン列島方面、ミッドウェイ方面の2正面同時作戦となっています。

とりわけ、MI作戰ことミッドウェイ作戰は、太平洋戦争における日本側の主導的立場を阻喪せしめた点で、まさに太平洋戦争の分水嶺ともいえる戦いです。

一方、北方アリューシャン方面作戰は、ミッドウェイ海戰の大規模空母戦にかき消されがちで、せいぜいが昭和18年のアッツ島守備隊玉砕、キスカ島からの奇跡の撤退で脚光を浴びるぐらいです。

そこで今回は、ミッドウェイ海戰を前後して北方戦域で行なわれた日本軍艦艇の動きなどを、かいつまんで実寫眞でご紹介しやうと思います。


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昭和17年2月上旬、千島列島北部、幌筵島にて軍艦旗掲揚中の二等巡洋艦『多摩』

『多摩』は北方戦域を担当とする聯合艦隊第五艦隊に属しており、同艦隊にはほかに『木曾』が配備されていました。
両艦とも昭和17年当時には旧式化著しい状態にありましたが、4月に巡洋艦『那智』が配備されるまでは、厳しい寒さ、濃霧、荒天に見舞われる北方戦域で中核戦力として活躍しました。
とくに、重雷装艦への改造が計画されていた『木曾』は水上機用射出機を装備しておらず、昭和17年初頭、第五艦隊で唯一の航空戦力を備えていたのは『多摩』1艦だけでした。


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昭和17年5月26日、アリューシャン作戰支援のため大湊を出撃する第21驅逐隊の驅逐艦『初霜』

北方作戰のため給油作業を終えて出港するところを、第五艦隊旗艦である一等巡洋艦『那智』より撮影。
『初霜』は開戦以来、南方方面に展開していましたが、昭和17年4月に佐世保の帰投。修理点検ののち、『阿武隈』を旗艦とした第一水雷戦隊(第6、第21驅逐隊所属)とともに北方作戰に従事し、以後、1年以上にわたりアリューシャン方面での船団護衛などの任に就きました。

『初春』型驅逐艦で唯一、終戦まで生き残った『初霜』は、昭和20年7月30日、日本海側の京都府宮津湾でB-29が敷設した機雷に触れて航行不能となり、天橋立の対岸の獅子崎の砂浜に座州しました。
昭和20年4月の『大和』沖縄特攻にも参加し、生還した4驅逐艦のなかで唯一の被害、戦死者なしの幸運に恵まれた殊勲の驅逐艦でした。


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当時、阿頼渡富士と呼ばれた阿瀬渡島を背景に幌筵島に碇泊中の一等巡洋艦『那智』

昭和17年6月2日、『那智』は給油を終えたのち幌筵島を出撃。アリューシャン列島南方を遊弋しつつ米海軍北方部隊の邀撃に対応できる態勢をとっていました。
そのころ、はるか南方のミッドウェイ島沖では、『赤城』以下の主力空母群が撃破炎上していました。


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特設水上機母艦『君川丸』艦上の零式水上偵察機群

昭和17年5月上旬、来るべき北方作戰における北太平洋戦域の米軍情報が不足していた日本海軍は、水上機母艦を配備しての極秘の北方偵察作戰を開始しました。
この作戦は『君川丸』と護衛の二等巡洋艦『木曾』のみで実施されました。

5月の北太平洋は荒れており、上の画像のやうに、艦上には雪が積もり、激しい風が吹いていました。
画像では見にくいですが、主翼の前縁に竹竿をとりつけています。強風によって主翼に浮力が発生して機体が浮き上がるため、気流を乱すために取り付けられました。
零式水偵の垂直尾翼のX-7のXは、『君川丸』所属機を示しています。


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大湊に碇泊中の特設水上機母艦『君川丸』

『君川丸』はアリューシャン方面への事前偵察以降、AL作戰におけるアッツ島、キスカ島攻略の航空偵察支援を行ない、その後もアリューシャン方面への輸送任務に従事しました。

『君川丸』はもともとは紐育(ニュー・ヨーク)航路に投入される高速貨物船として建造されていましたが、昭和16年7月に海軍に特設水上機母艦として徴用されました。


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偵察任務を終えて帰投し、流氷浮かぶ海上から引き揚げられる零式水上偵察機

『君川丸』と護衛艦『木曾』は昭和17年5月11日、キスカ島南方から零式水偵を発進させ、キスカ島の写真偵察を実施しました。
この北方偵察は無線封止の厳重な通信管制のもとで実施され、偵察機の帰投、回収に困難が予想されていました。


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隠密偵察を終えて歓声を上げる『君川丸』乗員

荒天と偵察機回収の難しさから損害を予想していた艦隊は、キスカ島の偵察を無事に終え、北方方面の主要な情報を手に帰投。5月18日に無事、大湊に凱旋帰還しました。


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キスカ灣の九七式飛行艇

日本軍は昭和17年6月7日夜にアッツ島、キスカ島に上陸を開始。米軍の抵抗らしい抵抗を受けることなく両島を占領確保しました。
キスカ島はアッツ島よりも北太平洋の米軍根拠地であるダッチハーヴァーに近いため、日本軍は同島の防備態勢の構築を急ぎました。
8日にはキスカ湾内の掃海作業を終え、9日には通信施設の設営を完了。13日までに水上機基地の設営を終えましたが、米軍は12日にははやくも基地航空兵力による反撃を開始しました。

九七式飛行艇は東港航空隊の所属機で、9日に6機がキスカ島に進出しました。
水上機母艦が7月に内地帰還となって以降は、東港航空隊キスカ支隊の飛行艇、二式水上戰鬪機各6機がキスカ方面の唯一の航空兵力となりました。

なお、キスカ湾は外洋の波浪を湾口で防ぎ、北からの強風をキスカ富士と呼んだ山稜が防ぐために海面は穏やかで、水上機運用に適した良港でした。


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艦上に張り付いた氷を除去する『多摩』乗員たち

北太平洋は好天よりも荒天の方が多く、気象状況は軍事作戦を実施するには厳しい環境でした。
夏季の一時期を除いて、上の画像のやうに雪と氷との戦いがほとんどでした。
艦上に張り付く氷は重心をあげて艦の安定を奪いかねず、乗員は頻繁に艦上に出ては張り付いた氷をハンマーでたたいて割り、海に投棄する重労働に従事しました。

上の画像の中央の四角いものは爆雷装填台です。


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米軍機の空襲に曝される驅逐艦『初霜』

キスカ島占領からまもない6月12日、米軍は航空反撃を開始します。
米軍機は爆弾を抱いたコンソリデーテッドPBYカタリナ飛行艇を主力にしており、上の画像の『初霜』を見ても分かる通り、艦は完全に停止しているところから空襲が完全な奇襲であることを示しています。
幸いにも日本軍に沈没被害はありませんでした。


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損傷個所修理のため内地へ向け出港する驅逐艦『響』

6月12日の空襲で『響』は艦首右舷に至近弾を受けて破孔が生じました。
その修理のため、大湊への帰投命令が出されました。
『響』は『雪風』や『時雨』とならぶ歴戦艦であり、幾度となく損傷しながらも終戦まで生き残った幸運艦でした。


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空襲下の特設巡洋艦『粟田丸』

上の画像は12日の空襲時のもので、右側の陸地から爆煙があがっていますが、これは日本側の對空射撃によって撃墜されたカタリナ飛行艇のものです。

12日からはじまった米軍の空襲は、カタリナ飛行艇のほかに、ボーイングB-17フライング・フォートレス4發重爆撃機、コンソリデーテッドB-24リヴェレーター4發中爆撃機も参加するなど頻度と激しさを増していきました。
19日には輸送船の『日産丸』が沈むなど、被害は少なからず発生しました。


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雷撃で艦前半部を喪った驅逐艦『不知火』

ミッドウェイの敗北後、日本海軍は北方アリューシャン方面のキスカ島の防備強化、アッツ島の再占領を決定し、輸送作戦を開始しました。
作戰開始間もない7月4日、『不知火』はUSS『グローラー』SS-215の魚雷攻撃を受け、艦橋から前が激しく折れ曲がるという大損害を蒙りました。
『不知火』は折れ曲がった艦前半部を爆破分離し、舞鶴へ帰投しました。

上の画像は舞鶴工廠で昭和17年9月17日に撮影されたもので、第一煙突から先の艦橋を含んだ部分がざっくり喪われている被害情況が確認できます。


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舞鶴工廠で修理中の『不知火』

『陽炎』型驅逐艦の艦中央部付近の構造がよくわかります。
魚雷発射管わきの甲板に敷かれている軌条は魚雷運搬用のものです。

艦中央部の第二煙突後部には探照灯が設置されている台座がありますが、被雷後、後進をかけて航行した際の応急操舵室がそこに据えられているのがわかります。

右の後部檣には軍艦旗が翻っており、艦前部を喪って入渠中ながらも戰鬪艦艇であることを主張しているように見えます。
これほどの被害を受けていながら、応急修理が迅速かつ適切に行われれば、洋上艦はそう簡単には沈まないことを『不知火』は示しました。


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ミッドウェイ海戰に参加した驅逐艦『谷風』

『谷風』は北方作戰ではなくMI作戰参加艦ですが、くろちゃんのもとに今回、ようやく着任してくれたので記念に―――

『谷風』は第一航空艦隊の警戒隊に第17驅逐隊として参加していました。
この驅逐隊には、艦これで実装済みの『浦風』、『濱風』、『磯風』は所属していました。

ミッドウェイ海戰で主力空母4艦すべてが撃破された翌日(6日)、『谷風』は漂流艦『飛龍』の処分と生存者救助が命じられました。
残念ながら『谷風』は『飛龍』を発見することができず、やむをえず友軍と合流すべく反転しました。そこへ、ミッドウェイ島を飛び立った米軍機が来襲しました。
最初に飛来したのは13時ごろで、このときは10機以上のB-17重爆撃機と交戦しました。
その数時間後、米空母を飛び立ったのべ58機もの敵機が『谷風』を2度にわたって爆撃。しかし『谷風』そのすべての攻撃を回避し、逆に敵機1機を撃墜する戦果を挙げて全軍の賞賛を浴びました。



壁|'-')ノよいお年を。
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戦場のウェディング・ベル

はおヾ('ヮ'*)ノ

69回目の終戦の日です。

そんな日ですが、蝉時雨と天高く昇る積乱雲のもと、くろちゃんの聯合艦隊はE-4への進撃を開始している次第。

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攻勢は難航しておりますが、どうにかこうにか少しずつゲージを削っていくことができています。

E-4はなによりも羅針盤に対する死刑宣告を満場一致で下すことが許される過酷な戦場。
ゲージ破壊までどれほどの出撃を繰り返すことか……

そんな攻勢のさなかに―――

140815

『熊野』お嬢につづく一等巡洋艦勢2番目のLv99到達艦に『鈴谷』がたどりつきました。
お嬢と並んで、イケイケなノリの現代ちっく女子高生な『鈴谷』は巡洋艦勢のなかでも気に入っているほうなので、重婚可能になったのは嬉しいことこれしきり。

なので―――

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さっそく重婚しました。

通算19艦目の重婚艦。

本来ならば、くろちゃんの艦隊では重婚艦は結婚休暇と称する、実施部隊(前線部隊を意味する日本海軍用語)配備を解かれる休息を与えられるしきたりとなっていますが、いまはMI作戰という聯合艦隊の総力を挙げた作戰の真っ最中。

なので、『鈴谷』お嬢にはこのまま引き続き、MI方面作戰に出撃してもらっております。


E-4攻略まであと少し...

2~3日以内にはE-4を抜けることができるやもしれませぬ。



壁|'-')ノよいお年を。
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うさぎが連装砲ちゃんで大淀を脱がす

はおヾ('ヮ'*)ノ

もうすぐ終戦の日―――
そして真夏の祭典・娘魅華(コミケ)も間近に迫ってまいりましタ。

そんな葉月も半ばにさしかかる13日、イヴェント海域などどこ吹く風、くろちゃんは天使の息吹(註:エアコンの冷気)を全身に感じながら、カフェ・オ・レ片手に久しぶりの休暇を楽しむのでありましタ。

ああ、そうそう、最近、「チョコパイを北○鮮に送るだけで稼げちゃうなんて信じられますぅ?」とか、「主人がメキシコでオオアリクイに殺されてから身体がさびしくて疼いちゃうんです」などとゆー忌々しいスパムちっくな迷惑コメントが頻発しているので、しばらくのあいだ、コメントを承認制に変更しました。
こんなのに引っかかる愚か者はいないとはいえ...
放置しておくわけにもいかんですしね。

しかしメキシコでオオアリクイに殺されるって……(*'-')

さてさて、そんな休暇の日にも―――

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うちのベルちゃんは室内を走り回る、飛び跳ねるなど唯我独尊状態。
ついには椅子に掛けてあった甚平の紐を噛み噛みする始末。

存分に噛み噛みしたあと、ちっちゃいωから、ちろちろと舌を出すしぐさが可愛すぎて怒る気にもなれません。

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思うが儘に遊んだあとは、ケージのなかでこのやうにリラックス。

たまにケージの横枠に顔を押しつけるようにして寝てたりするんだけど、あれは心地いいのだろうか...謎です。


遊び疲れたベルがケージのなかで寝っ転がっているなか、くろちゃんは昨日手に入れた戦利品を...

近頃、一番くじの艦これ第三弾が姿を現し、コンビニなどで引ける事態となりました。

くろちゃんも先日、近くのコンビニで取り扱っているのを発見し、やってTRYしてみました。

既存絵を用いたグッズが多いのですが、今回は描き下ろしのポスターもあるというので、モノは試しにやってみたといふ次第。

結果は―――

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連装砲ちゃんぬいぐるみをげっちゅ。

大きさも15糎ほどと手ごろなサイズで、愛車のダッシュボードに置いてみようかなと思う次第であります、はひ。

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A賞とかB賞とかでなく、連装砲ちゃん賞

連装砲ちゃんは可愛いからなぁ(*'ω')

くろちゃんは等身大の連装砲ちゃんが欲しいでありマス。


艦これ本編の方は―――

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昨日、我が艦隊に配備された『大淀』をさっそく脱がしてきました。

いい脱ぎっぷりです。
これほど激しい攻撃を受けておきながら、艤裝の破損と制服が破れるだけで済むんですから、艦娘ってのは頑丈なんですねぇ。



壁|'-')ノよいお年を。
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ミッドウェイ島

はおヾ('ヮ'*)ノ

いよいよ数日後に迫った夏季イヴェント。
アリューシャン方面を狙うAL作戰、ミッドウェイをたたくMI作戰から成るとされる、空母航空兵力が焦点となるイヴェントです。

なので今回は、注目のミッドウェイ島について軽くご紹介いたします。

◆ミッドウェイ島

ミッドウェイ島、ミッドウェイ諸島、ミッドウェイ環礁とも呼ばれるこの島は、北太平洋は北緯28度13分、西経177度22分の位置に浮かぶ珊瑚礁に囲まれた島嶼群です。

ミッドウェイ―――と呼ぶ島はなく、サンド島とイースタン島という大きな島と、複数のちっぽけな小島で構成される珊瑚礁の島、それがミッドウェイ島と呼ばれるものです。

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ミッドウェイ環礁は19世紀中ごろに発見され、その数年後に米海軍が乗り込んで領有を宣言。
しばらくは太平洋横断航路の中継点とするなど活用しましたが、北太平洋における米海軍の戦略拠点と認識されるようになったのは、強大な日本海軍との戦闘が現実のものとなりはじめた昭和15年(1940年)ごろでした。

飛行場の整備や基地施設の拡充が行なわれ、地上戦要員をふくむ陸海海兵の3軍合計およそ3,000人が駐留し、昭和17年6月のミッドウェイ海戰時には下記の航空兵力が展開していました。

■米陸軍機
B-17フライング・フォートレス4發重爆撃機 17機
B-26マローダー双発中爆撃機 4機

■米海軍機
TBFアヴェンジャー艦上攻撃機 6機
PBYカタリナ双発飛行艇 31機

■米海兵隊機
F2Aバッファロー艦上戰鬪機 20機
F4Fワイルドキャット艦上戰鬪機 7機
SB2Uヴィンジケーター艦上爆撃機 11機
SBDドーントレス艦上爆撃機 16機

ミッドウェイ海戰で同島は手ひどく痛めつけられ、上記航空兵力も1日で甚大な損害を被って潰滅するなど、その被害はかなりのものでした。
ミッドウェイ島は太平洋戦争終結後も、躍進を遂げる蘇維埃(ソヴィエト)太平洋艦隊に対する拠点の一つとして維持され、米蘇冷戦時代は対潜哨戒機が配備されるなど、その戦略的重要性にいささかの翳りも見えませんでした。

しかし冷戦終結からほどなくして、1990年代なかばには軍事基地の完全閉鎖が行なわれ、2014年現在、ミッドウェイ環礁は国立野生動物保護区となり、関係者以外の上陸は不可能となっています。

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現在、サンド島には飛行場が造成されていますが、ミッドウェイ海戰当時はイースタン島にしか飛行場はなく、サンド島には通信施設、病院、居住区、水上機基地などが置かれていました。

直径わずか11粁程度のこのミッドウェイ環礁を巡って戦われることになったミッドウェイ海戰ですが、この戦いに暗号解読にまつわる逸話があるのは御存知でせう。
米軍は開戦以来、いくつかの戦域で戦没した日本艦艇から、暗号書類の引揚げ・回収に成功しており、それらが日本軍の用いる暗号の解読に大きく貢献しました。
事実、米軍は昭和17年の春ごろには、日本海軍が用いていた暗号の大半を解読しており、5月には日本軍の次期攻撃目標を示すAFなるコードを見出していました。
米情報部はAFがどこを示すのか悩みます。布哇かもしれないし、布哇の番犬たるミッドウェイかもしれない。日本海軍の脅威的な戦力から、西海岸を直撃するかもしれない―――

そこである方法がとられました。
布哇~ミッドウェイ間には海底電纜が敷設され、重要な通信連絡は傍受の恐れがない有線通信を用いていました。米軍は敢えて、ミッドウェイ島から、真水が不足しているといふ趣旨の電文を無電で布哇へ打たせました。
日本軍はそれにひっかかり、AFでは真水が不足、という趣旨の暗号電文を打ち、米軍に解読され、AFがミッドウェイを示すことを暴露してしまいました。

なお、この逸話は創作とも言われており、米情報部は概ね次のようなかたちで日本軍のMI作戰に関する情報をつかんでいたとされています。

5月13日
日本軍の攻撃目標、MIという符号、布哇周辺の海域図を求める内容の複数の暗号文を解読。

5月14~15日
MIがミッドウェイ環礁を示すことを解読から確認。

5月16~17日
第一航空艦隊の空母群の作戰行動の大まかな内容を把握。

5月18日
アリューシャン方面に関する作戰を解析。日本潜水艦隊がミッドウェイ攻撃前に、オアフ島西方海面に展開する情報を入手。

5月22日
日本軍参加部隊各隊の呼び出し符号の解読。

5月24日
日本空母『赤城』、『加賀』、『飛龍』、『蒼龍』と未確認の新型空母に航空機と補充搭乗員が送られている情報を把握。

5月26日
日本軍攻略部隊の船団の位置、呼び出し符号などを解読。

5月27日
ウェーク島で鹵獲した建築資器材、捕虜にした米國人技術者をミッドウェイ占領後の飛行場修復や造成に用いるという趣旨の内容を解読。

ちなみに、28日より日本海軍の暗号が変更されたため、以後、米情報部の暗号解読に関する頻度は一時的に低下します。

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◆フレンチ・フリゲート礁

ミッドウェイ海戰における日本軍の敗因の一つに、敵情把握―――索敵の失敗が挙げられます。
とりわけ、一等巡洋艦『利根』搭載機が話題に上りますが、それとは別に、ミッドウェイ海戰の直前に行なわれていれば、米空母の邀撃の可能性を示唆したであろう偵察行動が予定されていました。

それが、第2次K作戰、二式大型飛行艇による超長距離布哇偵察飛行作戰です。

真珠湾攻撃後も、日本海軍は布哇に偵察のための潜水艦隊を配備しており、定期的な敵情報告が送られていました。
そのなかで関心が寄せられたのは、真珠湾軍港地区の復旧状況でした。

米軍は日本軍機による空襲など一顧だにしていないようで、灯火管制もせず、24時間態勢で軍港の復旧作業を実施していました。
日本軍としては、1日でもその復旧を遅らせようと、なにか手はないかと思案しました。

さすがに機動部隊を送り込むことは、米軍基地航空部隊の反撃による被害を考慮して検討されませんでした。
そこで考案されたのが、飛行艇による真珠湾攻撃―――K作戰でした。

四方山話の飛行艇母艦『秋津洲』でちょこっと触れましたが、もともと日本海軍は大型および中型飛行艇で布哇を航空攻撃し、米太平洋艦隊を引きずり出して決戦を挑むといふ戦術を昭和11年ごろから検討していました。
そのやりかたを、米艦隊の出撃を強要するのではなく、復旧妨害に用いようとしたわけです。

とはいえ、作戰実施を予定していた昭和17年3月は、聯合艦隊は南方作戰にその主力を投じており、飛行艇母艦である水上機母艦『秋津洲』はまだ完成していないため、飛行艇による長距離攻撃を成功させるためには、給油任務を帯びた潜水艦を布哇近海に先行配備する必要がありました。

その給油場所として適地とされたのが、フレンチ・フリゲート礁でした。

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※画像クリックで1100*700の大きなものが閲覧できます。

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この環礁は18世紀に佛蘭西(フランス)のジャン・フランソワ・ド・ガロー率いる2隻のフリゲート―――『ブッソール』、『アストロラブ』―――によって発見されました。

上の地図を見てもわかるとおり、フレンチ・フリゲート礁は布哇・真珠湾とミッドウェイ環礁の中間に位置し、そこに偵察戦力を配置すれば、ミッドウェイ作戰時には有益な情報を提供してくれたかもしれませんでした。

日本海軍は昭和17年2月、布哇作戰を終えて帰還する『伊號第一五潜水艦』に偵察を実施させ、飛行艇への給油が可能な状態であることを確認しました。
給油用装置をとりつけた『伊一五潜』、『伊一九潜』、『伊二六潜』は3月3日までにフレンチ・フリゲート方面に進出。飛行艇の誘導を行なう『伊九潜』はM点と称する中間点に配置されました。

2機の二式大型飛行艇は3月4日0025時、マーシャル群島ウオッゼ基地を離水。当時としては史上最長の航空攻撃に飛び立ちました。
0835時、M点の『伊九潜』の電波を捕捉して位置を確認した2機は、1300時にはフレンチ・フリゲート礁上空に達しました。
しかし、あいにく給油潜水艦の『伊一五潜』、『伊一九潜』は環礁から離れていたため、飛行艇は上空を旋回しつつ待機しました。
ようやく『伊一五潜』、『伊一九潜』が到着し、吹き流しを上げました。風速14米、波の高さ2米と着水は困難が予想されましたが、2機は1350時に無事着水。
不意の敵襲に備え、潜水艦は5節で航行し、飛行艇も発動機を稼働させた状態での曳航補給となり、非常に作業は難航しました。それでも2機は1時間ほどかけて12,000リットルの燃料を補給しました。

25番(250瓩)爆弾4つを抱え、燃料をたっぷりと腹に呑みこんだ飛行艇を波高2米の海面から離水させるのは危険でしたが、そこは海軍の優秀な飛行艇乗りです。1600時には2機とも離水に成功し、高度2,400米で編隊を組み、布哇へ向けて飛行を開始しました。

飛行艇は2110時、オアフ島上空に達しました。

オアフ島上空は曇天で視界不良でしたが、1番機は真珠湾内に浮かぶフォード島をなんとか捕捉し、推測爆撃を実施しました。米軍の記録によると、爆弾はすべて山間部に落下したため、被害はなかったそうでした。

2番機は通信機の不調から1番機との連携が困難となり、単独で南西方向より再突入し、爆弾を投下しました。米軍の記録によると、爆弾は湾内の海上に落下して被害はなかったそうです。

爆撃を終えた2機はそのまま一気にマーシャル群島をめざし、5日0910時、2機は無事にウオッゼ基地に帰還しました。
爆撃・偵察戦果こそほとんどありませんでしたが、被害もまた軽微でした。
1番機は給油時に軽い損傷を負い、2番機はフレンチ・フリゲート礁離水時に小さい損傷を負っただけでした。

B-29におる本土空襲が始まるまで、途中で給油したものの、史上最長の長距離爆撃はとりあえずの成功を収めた形となりました。

しかし、米軍のすばやい行動を日本軍は予期できませんでした。
米軍は飛行艇が布哇近海で給油したものと推測し、布哇~ミッドウェイ間の環礁などを調査し、フレンチ・フリゲート礁で日本軍の活動の形跡を発見しました。
米海軍はただちに艦艇を派遣し、日本軍が再利用しないよう予防措置を取りました。

昭和17年5月30日、第2次K作戰における給油任務を帯びてフレンチ・フリゲート礁に接近した給油潜水艦『伊一二一潜』、『伊一二二潜』、『伊一二三潜』は、同地に米艦艇が常駐し、移動する気配を見せないため、作戰中止を受けて引き上げました。

この作戦が行なわれていれば、米空母群が真珠湾から姿を消したことを知ることができたかもしれず、長時間かつ長距離偵察可能な二式飛行艇によって、米空母群の位置を特定できたかもしれませんでした。

第2次K作戰の中止は、日本海軍第一航空艦隊の運命に少なからず影響を与えることとなったのでした。



壁|'-')ノよいお年を。
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この夏、艦娘は神秘のヴェールを脱ぐのだろう

はおヾ('ヮ'*)ノ

葉月の季節に入りました。
今日は横須賀でイヴェントがありました。
猛暑のなか、足を運ばれた艦これ職人も多いことでせう。

そんな海軍の空気を味わうイヴェントもどこ吹く風―――

くろちゃんは来るべき決戦に向けて資材の蓄積に余念がないのです。

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余念がないと言いつつ、1-5につづいて8月度2-5攻略を完了。

4回の撃破ですぐ終わるJARO
と思っていたら、大破撤退2回...orz

修理分も含めれば総出撃6回で燃料、弾薬を1,000以上吹き飛ばしたかたちに...

戰の勝敗は兵家の常とはいえ、運に左右される艦これの戰鬪では油断も安心も慢心もできませんね。

なお―――

前回の出撃の編制を忘れてしまったため、対空防禦に『龍鳳』を参加させたのですが...
どうも敵どもは『龍鳳』の魅惑のワガママボデーに胸きゅんしているようで、見事なまでの連続集中射撃を浴びせてきやがった次第。
キラッ☆ミ となっていたので躱しに躱したのですが...まぁそれでも喰らう時は喰らうもので、そしてそのまま中破→大破→撤退の三段活用を強制されるわけです、はひ。

結局、中破でも航空戦遂行能力を発揮できる『大鳳』に御足労願った次第。

今週末からイヴェント開始です。
戦力整備に全力を傾注しうつ、資材の蓄積を継続していかねばなりませんネ。


艦これにつづいて閑話閑話と...

艦これの傍ら、ミニウサギのベルにりんごの木の枝といふ、かじり用の枝を与えて遊ばせていたのですが―――

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枝よりもケージにつけているかじり用木材のほうが好みのやうで、このあとベルは枝をくわえ、テラスから下に放り投げたのでありました。

ベルはまだ生後半年。
今年が最初の夏なので、くろちゃんが在室時はエアコン稼働。お外に出ているときはタワーファンを使って風を送るようにして、暑さでバテないよう注意している次第。
いまのところ、体調を崩した風はなく、ラビット・フードの入れ替えや牧草の補充でケージ前に座れば、「だせーヾ('ω'*)ノ」とばかりに後ろ足で立って目で訴えてくるので、いまのところは安心です。


さて、艦これは主要な出撃任務を終えると、あとはひたすらなるままに遠征Onlineになるため、そのあいだにWoTをやっているわけです。
現在、WoTは8月の1日より、運営開発元のWargaming社の16周年記念といふことで、経験値2倍などのイヴェント・サーヴィス期間に突入。

戦車のガレージも―――

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特別仕様に様変わり。
戦車の背後に大型の爆撃機や戰鬪機が写っていますが、これらが時折、爆音も高らかに離陸していくなおの演出がありました。
ほかにも、ジープやトラックなどの車輛もちょこちょこ動いており、なかなか手のこんだ造りになっています。

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遠方には戰艦。
15対15のオンライン海戰ゲームであるWorld of Warshipsの開発が進んでおり、背景のこの戰艦はそれを示しているのでせうね。



壁|'-')ノよいお年を。
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